プロローグ

4/4
前へ
/45ページ
次へ
「あら、まじに弱かったな」 「あ、あの………ありがとうございました」  俺がチンピラに黙祷を捧げようとすると、襲われていた女性が初々しい表情でお礼を言ってきた。  うお!?やばい……めちゃくちゃ可愛い……。 「あの、冒険者の方ですよね?」 「そうだけど……どうかした?」 「お礼に私を連れていってください!!」  その言葉に俺の思考が一時停止。  ………なにこの急展開!!俺ゲームか何かの主人公!? 「あの……」  女性は心配そうな顔をして俺の顔を覗き込む。  これじゃあ断れないよなぁ。 「も、もちろんいいよ!!」 「よ、よかったぁ」  ここで女性ははにかむように笑った。やばい、めちゃくちゃ癒されるじゃん。  こうして俺は美女とともに旅立つことになった。  ………けど何か急展開すぎるような………。
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

26人が本棚に入れています
本棚に追加