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「あら、まじに弱かったな」
「あ、あの………ありがとうございました」
俺がチンピラに黙祷を捧げようとすると、襲われていた女性が初々しい表情でお礼を言ってきた。
うお!?やばい……めちゃくちゃ可愛い……。
「あの、冒険者の方ですよね?」
「そうだけど……どうかした?」
「お礼に私を連れていってください!!」
その言葉に俺の思考が一時停止。
………なにこの急展開!!俺ゲームか何かの主人公!?
「あの……」
女性は心配そうな顔をして俺の顔を覗き込む。
これじゃあ断れないよなぁ。
「も、もちろんいいよ!!」
「よ、よかったぁ」
ここで女性ははにかむように笑った。やばい、めちゃくちゃ癒されるじゃん。
こうして俺は美女とともに旅立つことになった。
………けど何か急展開すぎるような………。
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