高校一年:冬

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クリスマスが過ぎるなんて早いもんだ・・・ オレは、この四年近く片想い。オレの想いが伝わらないことが、あまりに幸福で閑寂なことと思っただろう。 噂に流されながら、どれほどの喜怒哀楽を感じただろう。 そして、 何度想いを伝えようとしただろう。 自分の腑甲斐なさは腹が立つ。バットを持っても振ることができない。 募る想いは留まることを知らず、どうしようもない山になった。
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