282人が本棚に入れています
本棚に追加
少し野性的な女の子。それがこの口の悪い、白咲 奏華(しらさきそうか)通称ソウカ。
野性的ではあるものの、学年で五本の指に入る美人だ。
「何でソウカがここにいるんだよ。」
「イヤー、近くを通ったから。」
「で、何でこの人らは喧嘩してんの?」
「コラ!もっと反応しなさい!」
「なんで?」
「だってわたしらあーゆー関係じゃん?」
「どーゆー関係だよ!」
「一晩共にした…」
「えー?マジで?汚ねーぞたかひこ!」
うわっ、クニが食い付いた。マズイ、ソウカが付け上がる。
「そう…抵抗するわたしをたかひこが無理矢理…」
「たかひこ~、そこまで鬼畜だったとはなぁ~!」
「バカ!おまえ、バカだろ?おまえはバカだ!」
「なんだと~!」
「やめて!わたしのために争わないで!」
「はい、やめます!」
クニがやめた。
「つーか、つまんねぇコントかよ!」
オレとクニとソウカが笑った。いつもこんなにばか騒ぎをしてる、よくつるむ三人がこのメンバーだ。
最初のコメントを投稿しよう!