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ここは自家発電だから、発電の一つとしてこのソーラーパネルを使用しているのだろう。
でも今はそんなことどうだっていい。
俺たちは屋上の端へと歩き、そのまま下を覗く。
思わずブルッと体が震えた。
そこは足がすくんでしまうほどの高さ。地面は遙か下。
それは想像以上の高さだ。
「マジかよ…」
「高い…高すぎる…」
とてもじゃないが降りる事なんて…
左右を見渡してみるとそこに目に入るものがあった。
「あれは…」
俺はそこへ向かって走る。
「え?ちょっと…なんなのよ!」
それを目の前で確認して思わず息を呑む。
正面には沼。泥にまみれたあの沼が見えた。
そんな場所の俺の足下にそれはあった。
「これなら…」
遅れて俺に近付いてきた二人も、俺の足下にあるそれに目が止まる。
「こいつなら降りられるかもしれない…」
「こいつって…」
「そのパイプの事?」
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