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稲垣圭介(いながき けいすけ)は高校最後の夏を親の実家で過ごすことにした。
と言っても補習の無い僅か4日間だけだが。
彼曰く
「田舎の方が勉強も捗る」との事らしい。
「ん~やっぱ空気が違うねぇ。来たかいがある」
とひと伸びし
「さて、そろそろ改札出ますかね」
そのまま改札を出て駅の前に立つ。
そこにはばぁちゃんが立って待っている…はずだったが
「…誰もいねぇ。あれ?おかしいなぁ」
待っているはずのばぁちゃんは何処にも居ない。
と言うか人すらほぼいないに等しい。
しいて言うなら若い女の人が立ってるくらいだ。
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