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謎の男
「俺の…いや、僕の名前を知りたいのかい?」
優介
「は、はぁ…これだけ会話しておきながら名前を知らないっていうのは失礼かなって…。」
謎の男
「ふむ~ん!なるほど…いい心がけだ!!」
謎の男
「なるほど!いい心がけだ!!」
優介
(……なんで二回言ったんだろ…。)
謎の男
「じゃぁまず君から名乗りたまえ。人にものを尋ねるときはまず自分からだぞ!!?社会の常識だぞ!!このバカモンがぁ!!!」
優介
(えぇ~……キレられたよ…。てか僕まだ高校生なんですけど…しかも明日から…)
優介
「あっ…すいません!僕は山田優介、明日からこの地元にあるラッセラー高校の一年になります。」
謎の男
「ふむ…明日からラッセラー高校の一年とな?……。」
そう呟くと彼は少々の間をおいて突然騒ぎ出した!
そりゃぁもうビートルズが日本に初来日したどころの騒ぎじゃないくらいですよまったく!!!
…うん!!意味不明!!
謎の男
「っていう事は…君は学生サンかい!!?ウッヒャァ!!ウッヒョゥ!ウォウ!!」
優介
(な、なんだろ…やけにテンション上がってるように見えるのは気のせいかな……。)
謎の男
「じ、じゃぁあれかい?ぶ、部活とか入るのかい?ぶ、部活とか?」
謎の男はモジモジしながら僕に聞いてきた。
優介
「い、いやぁ~、まだ決めてないですけど…入るかどうかもわかりませんし…。」
謎の男
「いぃや!!君は入る!!部活に入るとも!!ていうかサークルに入りますとも!!」
優介
(えぇ~!?さらっと勧誘されてる!?てかうちの高校にサークルなんてありましたっけぇ???)
謎の男
「いや!!!むしろ入って下さい!!ね??そうしようじゃないか!!だって友達だろ??!」
優介
(ええ~…凄い勢いで頼まれてるんですけどぉ~💧しかも友達にされてるし…。)
て い う か………。
あんたの名前教えてくれぇぇぇ!!!!!
次のページに続く………
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