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放課後
毎日、俺はサボりの代償に掃除をさせられる
逃げようにも委員長が見張っているから無理
まだ頬は赤い
「ねぇ」
委員長のいきなりの呼びかけに俺はビクつく
「そんなにびっくりしないでよっ。ほっぺた…大丈夫?」
あの委員長が心配してくれた
黒板を綺麗にする委員長の姿がほんの少し可愛く見えた
ひょっとしたら俺は、委員長に探してほしくていつも屋上にいたのかもしれない
「なぁ委員長…」
「何よ!」
「俺、委員長の事、好きなのかもしれない」
「え?」
いきなりの俺の言葉に委員長の頬が俺の頬より赤くなる
「な、な、な、何言ってるのよ!冗談言ってると、も、もう一回…///」
「冗談じゃねぇよ。俺、気付いたんだ。いつも屋上でサボる理由。委員長に見つけてほしくていつもあの場所に…って委員長!?」
委員長は泣いていた
「ば…馬鹿ぁ…うぐっ…私なんて…ひくっ…ずっと前から…うぐっ…好きだったんだからぁ…」
ふと俺は委員長を抱き締めた
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