ビックな男

2/5
9人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
夜中の3時。 もちろんほとんどの人が眠りについているであろう時間帯。 この部屋の主、由紀子もぐっすり寝ていた。 しかし、その由紀子に近付く人影… 「おい… 由紀子起きろ」 その人影は、由紀子を起こそうとするが、夢の中の由紀子には聞こえなかった。 「由紀子ォォォ! 火事だ!火事だぞ!」 人影がそう叫ぶと、由紀子は飛び起きた。 「マジでか!!」 もちろん、火事と言うのは由紀子を起こすためのウソだ。 「おー!やっと起きたか!」 よっ。 と、軽く挨拶をするが、由紀子は機嫌悪そうに 「何で金作がいるの?」 由紀子と金作は兄弟という訳では無い。 ただのお隣さんで、年が同じなので幼馴染みと言う関係。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!