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夜中の3時。
もちろんほとんどの人が眠りについているであろう時間帯。
この部屋の主、由紀子もぐっすり寝ていた。
しかし、その由紀子に近付く人影…
「おい…
由紀子起きろ」
その人影は、由紀子を起こそうとするが、夢の中の由紀子には聞こえなかった。
「由紀子ォォォ!
火事だ!火事だぞ!」
人影がそう叫ぶと、由紀子は飛び起きた。
「マジでか!!」
もちろん、火事と言うのは由紀子を起こすためのウソだ。
「おー!やっと起きたか!」
よっ。
と、軽く挨拶をするが、由紀子は機嫌悪そうに
「何で金作がいるの?」
由紀子と金作は兄弟という訳では無い。
ただのお隣さんで、年が同じなので幼馴染みと言う関係。
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