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準備が終わったメンバーから順に、みんな楽屋から出ていく。
宇「千晃…ほんとに大丈夫なの……?」
伊「、大丈夫だよ…」
千晃にいつもの元気はない。
あたしは心配で心配で仕方がなかった。
そして千晃を最後に、楽屋にはあたしと直也くんだけになった。
宇「話って?」
浦「さっきの撮影のときのことなんだけど…」
ドキっ…――
あの時の自分の行動が、全て頭の中をよぎった。
浦「ゆかりんのこと…まだ忘れられてないんだろ?」
コクン…
あたしは静かに頷いた
浦「やっぱり…」
宇「ゆかりんが…あたしの頭の中から離れないの…」
浦「でも今まで、普通にやってきてたじゃん…」
宇「この間、ゆかりんのブログ見つけたんだ…
そこにね"7人のAAAを応援してあげて下さい"って書いてあったの…」
浦「……」
宇「ほんとに今の…7人のあたしたちを応援してくれてるファンなんかいるのかな…」
浦「当たり前だろ?そうじゃなきゃ…こうやって仕事出来ないよ」
宇「でも!…"ゆかりんが居ないAAAなんか嫌い"って思ってる人…居るかもしれないじゃない!!」
宇「AAAは八人なんだよ?……
八人じゃなきゃAAAじゃないよ!!」
宇野は泣きながら叫んだ
宇「ゆかりんが居ないAAAなんか…あたしは大っ嫌い!!」
宇野の言葉に
直也は何も言えなかった
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