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うだるような暑い暑~い熱帯夜。
ここから物語は始まる。
???「はぁ~。
なんで俺がこんなことしなきゃいけないんだよ」
この大きなため息をついてる黒髪のつり目の青年がこの物語の主人公、柳 黒龍【ヤナギ コクリュウ】。
こんな夜に何をしているかというと、"お使い"まぁいわゆる"パシリ"だ。
今から約10分前―…‥
???『黒龍~!!』
突然部屋のドアが開き、小柄な女性が入ってきた。
コクリュウ『なんなんだよ、姉チャン』
今黒龍の部屋に入ってきた女性は黒龍の姉の桃歌【モモカ】である。
モモカ『今、暇だよねぇ??』
コクリュウ(嫌な予感がする……)
『暇じゃない。忙しい。』
モモカ『まぁどうでもいぃケド、コンビニ行ってアイス買ってきてよ☆』
コクリュウ『はぁ!?忙しいっていってんじゃん!!』
モモカ『そんなの関係ナーシ☆☆今から20分以内によろしく!!』
コクリュウ『だから俺は行かないって―…‥』
ヒュッ―…‥ドゴォン!!!!
黒龍の頬スレスレを勢いよく桃歌の拳が通り、壁に当たったそこから煙がたった。
モモカ『ウダウダ言ってねぇではよ買ってこいや、ボケェ!!』
コクリュウ『はい、わかりました!!今すぐ買ってきます!!』
モモカ『じゃあよろしくね~☆』
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