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「なんだっ!?」 慌てて部屋を出ると四人は声のした方へと走っていく。 そこには三人の姿が見えたがその内の一人は様子がおかしかった。 それは、先ほど見た「敗者」と同じ様に血の海の中へと溶けていく姿―――。 「あ、あぁあ…!」 「オイ!一体何があったんだ!?」 ガタガタと震える一人に聞くと、未だ目の前に広がる光景が信じられないのか声が脳に届いていないらしく反応がない。 「お前ら……!?」 しかし、二人を見て直樹が声を出す。 「え…中山くん知ってるの?」 「…中山…?」 二人は顔をあげるとしっかりと直樹の顔を見る。 そして、知ってる顔に会った安心からか堰を切った様に喋りだした。  
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