2人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ
昼休み。
いつもどおり3人で昼食をとっていた。
「遊斗、今日もカップ麺かよ。」
遊斗は教室中にラーメンを啜る音を響かせていた。
「啜るって漢字で書くと怖ずるずる」
喋りながら凄いスピードで食べていた。
「早食いで大食いだよな、お前。・・・つーか喋るか食べるかどっちか選べよ」
「・・・・・・・・・」
食べる方をとりました。
「馬上と煉はいつも弁当だよな」
「私はお母さんが作ってくれるし」
「俺は自分で作ってるよ」
「マジデカ!!俺の分も作るとイイアルヨ!」
「何でカタコト何だよ!つーか材料費も馬鹿にならんし・・・」
遊斗は聞きながら馬上のから揚げを奪取し、
「ギャルゲーなら弁当を作ってくれたらフラグ立つだろ!?」
「それがどうした!!」
「だから俺のフラグも立てろ!攻略しろ!CG回収のために直前データでセーブ欄を埋めつくせ!!」
「攻略言うな!真昼間からそっちサイドにしかわからない専門用語の無差別爆撃してんじゃねー!!・・・!?」
ふと煉を見ると薄ら笑いを浮かべていました。
「腐腐腐腐腐腐腐腐っ♪」
突然、ネタをありがとう!!と言って何かを(地球人類には見えない早さで)メモに書き取りました。
後日、『お前が弁当さ☆』という同人誌が出版されたそうな。
最初のコメントを投稿しよう!