風とキミ

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今日も風は吹く ボクに優しく感触が残る 今日もキミと会う ボクはこれからを知らずに いつもの公園 いつものベンチ 名前は知らない大きな木の下の いつもと違う 何かが違う キミの表情だけが いつも側にはキミがいて いつも同じ時間過ごし それも今日で終わるだなんて 思いもしなかったわ そんな今日も風が吹いて ボクの涙を乾かしてく 涙が止まらないこと知りながらも それでもボクに優しく接するんだ 思い出それは楽しかった 風とキミがボクを見てたから キミとのプリクラ キミとのメール 全てが本当に愛しかった 運命の出会い 訪れる別れ それは突然のものね キミは会う度抱きしめてくれた 風もつられて包んでくれた あのときと違う感触でもいいから 今日も抱きしめて欲しいよ キミは無言で立ち去ってく 風は無言でボクを包む 風とキミ 正反対の様だけどとても似ている どっちもボクにとっては大切なんだ そして追い風と共に 新しい道を進んでいく
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