第一話 シア、大地に立つ

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とにかく話しかけよう。まずはそこからだ。 でも、よく見ると変な格好をいた人だな。 何かボンテージみたいな服で、防寒とかの効果は全く無いと思う。 背中には何かコウモリの羽根みたいなのが見える。あっ、尻尾発見。角もあるみたいだね。 よく見れば、髪の長い女の子のようだ。その強い眼差しが街に向けられている。その髪と瞳の色は、輝く銀だった。 僕の視力、凄いね♪ とりあえず外見から判断出来る人物像はあれだね。 『悪魔のコスプレをした、頭に問題のある美人さん。』 ああいう格好って今の流行なのかな?全く街では見掛けないけど。 とりあえず自殺とかの心配は無いと思う。世を儚んでるとか、そんな雰囲気はない。 じゃああんまり関わらないように帰ろう。 「む、そこの君。」 話しかけられた。いや、凄く綺麗な声をしてる。 「すまないが、こちらの質問に答えてくれないか?なに、すぐ終わる。」 電波な人からの質問? えっと、あれかな? 『電波、届いた?』 とかそんなの?残念ながら僕のクラスは平穏です。誰も壊れてないですっ!! 【何の意味か分からない人は、子供がやってはいけないパソコンゲームに詳しい人に聞いてください。ただし、詳しく追及してはいけません。お兄さんとの約束だぞ♪】
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