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賑やかな夕食も終わり、僕は一人で城の中を探索していた。やはりいつまでも少年の心を大事にしたいよね♪
一応、万が一に備えて魔王さんから呼び鈴を受け取っている。迷った時にこれを鳴らすと文月が助けに来るらしい。
ちなみに正式な使い方として、鈴を上に掲げて『文月、カァァムヒアっ!!』と叫ぶらしい。流石は魔王さんだ、男のロマンを理解している。
(しかし魔王さんはダイタ○ンが好きなのか、僕はどっちかと言うと『出ろぉぉぉ、ガンダァァ○っ!!』とかやりたいな。)
まぁでもあれって作者はあんまり好きじゃないらしいね、本来のシリーズから大きく逸脱してる感じがしてるとかで。僕に言わせればむしろVの方がなんかね、ガ○ダムが量産機ってのは何か寂しい。
おっと、ガンダ○談義になってしまったよ。しかしそれは仕方ないんだ、少年の心は何時でもロボットに憧れているんだ。誰だって一度は巨大ロボットに乗って戦いたいんだっ!!
「申し訳ございません、乗る事は出来ません。」
「・・・え?」
即座に周囲を見回すが、特に誰もいなかった。今、確かに文月の声が聞こえたんだけど・・・
そしてようやく気付いた。目の前にあるドア、何故か強く惹かれてしまう。
ここに、入らないと・・・
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