第二話 魔王降臨

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何がどうなって、こうなったのだろうか?とりあえず神様がいるなら詳しく事情を聞きたい。 現在僕は家に向かっている。その後ろをシアさんは静かに歩いている。しかも微妙に不機嫌。僕、何かしましたか? 何か、何か話題はないか? 「あ、あの・・・」 「・・・何だ、聞きたい事があるなら聞けばいい。」 とりあえず質問に答えたりはしてくれるようだ。 まずはあれだ、一番気になっているあれを聞いておこう。 「あの、羽根がありますね。」 「うむ、自慢の羽根だ。」 「角も、ありますね。」 「うむ、立派だろう?」 「尻尾、動いてますね。」 「・・・可愛いだろう?」 いや、分かってるんだ。明らかに本物だって理解しているんだ。でも聞いたら常識が崩れる気がするんだよ。 「分かっていると思うが、私は悪魔だぞ。」 こっちの常識を躊躇いなく壊してくれました。悪魔のような人だと思ったけど、本人から既に悪魔と申告されてるから無意味だよなぁ。 だって悪魔ってもっとこう、山羊の頭をしていたり、もっと筋肉質な体をイメージするじゃないかっ!! シアさんはどう見ても普通の人間にそういうパーツがついているようにしか見えない。 まぁ、可愛いけどね♪
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