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何がどうなって、こうなったのだろうか?とりあえず神様がいるなら詳しく事情を聞きたい。
現在僕は家に向かっている。その後ろをシアさんは静かに歩いている。しかも微妙に不機嫌。僕、何かしましたか?
何か、何か話題はないか?
「あ、あの・・・」
「・・・何だ、聞きたい事があるなら聞けばいい。」
とりあえず質問に答えたりはしてくれるようだ。
まずはあれだ、一番気になっているあれを聞いておこう。
「あの、羽根がありますね。」
「うむ、自慢の羽根だ。」
「角も、ありますね。」
「うむ、立派だろう?」
「尻尾、動いてますね。」
「・・・可愛いだろう?」
いや、分かってるんだ。明らかに本物だって理解しているんだ。でも聞いたら常識が崩れる気がするんだよ。
「分かっていると思うが、私は悪魔だぞ。」
こっちの常識を躊躇いなく壊してくれました。悪魔のような人だと思ったけど、本人から既に悪魔と申告されてるから無意味だよなぁ。
だって悪魔ってもっとこう、山羊の頭をしていたり、もっと筋肉質な体をイメージするじゃないかっ!!
シアさんはどう見ても普通の人間にそういうパーツがついているようにしか見えない。
まぁ、可愛いけどね♪
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