木枯らし

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寝てしまった季華を背負って、いつものバーへ行く。 ここで、俺の家に連れてっちゃ、俺の紳士が廃るからな。 「マスター、なんか掛けるの貸して。」 「ん?眞弘どうした? おや、季華ちゃんかぃ。」 マスターは深く聞かず、季華が起きるまで店を開けておいてくれると言ってくれた。 俺は、季華にメモを残して帰る。 「お前の鼻水で汚れたから着替えて仕事行くわ。 クリーニング代、よろしく! あと、マスターにも感謝するように!」 次に会った時に、いつもの調子で文句を言われたのはもちろんだ。 完
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