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「お邪魔しまーす。迎えにきてくれてありがとうッ!」
と季華は車に乗るやいなや笑顔でお礼。
そんなん気にせんでいいのに、
ちゃんと感謝を言葉にできる子なんだ。
「ええんよー、そんなん気にせんで。
お腹すいてへん?
今日はデリバリーしよか。」
俺は朝からバタバタ準備をしていて小腹がすいていたから話題を突然ご飯にした。
折角、遊びにきてくれたのに出掛けちゃ勿体ないから、出前が一番かなと思ったんだ。
そしたら、
「…何か作る?」
と、
思ってもみなかった答えが。
ビックリしすぎた俺が返事をしないと
「や、あの、差し出がましかった…ね。嫌だよね、他人にキッチン使われたりするの。」
と、一人でしょぼくれてしまった。
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