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信号待ちのタイミングで
「なーに、そんな顔して。
俺がいつ嫌だって言ったんや?」
と、しょんぼりした季華の顔を覗きこむと
「言ってない、ね。
また早とちりしちゃった。」
と苦笑い。
信号が青に変わり、車を発信させながら
「季華の手料理なんてありがたいけど、生憎俺の家には材料も調味料も器具もないんよね。
でも、作ってくれるんやったら、今度一緒に揃えに行こか?」
と、提案してみると、
顔を真っ赤にさせて喜んでいる。
ほんと、可愛いなぁ。
次のデートはホームセンターかな、
なんて考えているうちに、家まで着き、
俺は駐車場へ車を停めた。
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