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俺はいずれ、甲子園のマウンドに立って、ドラフト1位で広島に入る!
そう妄想しながら、いつもベンチシートに腰掛けて、試合を見届けている。
同点ランナー2塁、監督は交代の指示を出す。そして監督は相変わらず俺のほうには目もくれず、一個下の三橋を指名した…。俺を打者にすりゃ、
逆転できんのに。
俺をだしゃぁ
試合に勝てんのに…。
なんで使わんのじゃぁ!!
…そんなこんなで、九回裏…まさかの一点ビハインド。ランナー一・三塁…バッターは本日ヒット無し…木ノ原。…はッ!俺の出番か!監督が俺を見る。
監督、頷く!
来たー!!
監督、選手交代の指示!
そして驚く1年の小田…
俺と目が合う小田!
「行ってこい!」と背中をおす3年の俺…てッ、なんだよ!それぇ(;□;)!!
そして、俺はこの年を最後に野球を辞めた…。
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