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キラキラと輝く星を指差して息子が溢れんばかりの笑顔を私にくれる。 『本当だね。きっとパパも利くんが見つけてくれてよろこんでるよ。』 小さな手のひらを空に伸ばし目一杯背伸びをしている。 『もっと大きかったらパパに届くのに!ねっ?ママ!』 ごめんね、利…。 この時だけは涙が溢れそうになる。 『ママ…、かわいそう…。泣いたらダメ…。』 可愛い指が私の涙をすくってくれた。
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