能登まつり

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先日私の家で友人と麻雀をした。  四人いて、一人が買い物に行き、残り二人がベランダで喫煙。   煙草を吸わない私は取り残されたので、一人でゲームをすることにした。  始めたのは戦国BASARA2の英雄外伝。   一服終えて友人二人が部屋の中に戻ってきたので私は切りの良いところでメニューに戻して、ギャラリーモード(各キャラのプロフィールを見たり声が聞ける)に移行。   そして、おもむろにお市のボイスをセット。   鬱々としたセリフが流れ出す。   プレッシャーに耐えられなくなったのかやこてん氏(偽名)が、   「能登かわいいよ能登」  と、ぽつり。   テンションは低い。    とりあえず三人でそれとなく能登話。   依然としてテンションは低い。   軌道に乗って来た(?)ので私はお市のエンディングムービーを流すことにした。   唐突に流れ出す能登の歌声。   やはりというかテンションは低い。   本日2回目の「能登かわいいよ能登」    ここまで来てもテンションは低い。   淡々とした曲調のせいなのか、延々と歌っているような感じがする…   「能登長いよ能登…」   いよいよもってテンションは低い。   曲が終わった頃には、終始盛り上がりに欠けたまま、まつりはフェードアウトされていた。   このテンションの低さは能登まつりをする上での作法を心掛けたうえでの吟味されたものだったのか、それとも単にどうでも良かったのか…当事者ながらわからない。
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