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「…とまぁこんな感じ?」
「ふーん、でもそれって会った時だろ?俺が言ってんのは好きになったのはいつ?ってこと」
「…でも、いつって言われても……気づいたら…いつの間にか?」
「えぇー。決定的なことは?無いの?」
…そう言われ考えてみても、ホントにいつの間にか好きになっていたのだ。だから無いって言ったら、まぁそーゆーもんか。と言われた。
「あっ!!なぁ写真ねぇの?お前がそんなに若く見えるって言うなら気になるんだけど。」
「え?無い…。」
「一つも?携帯にも?」
…うん。と頷いたら、それはねぇよ~。と言われた。俺なんて隣のクラスの愛ちゃんの写真持ってるぞ!!と言い、ほれっと携帯を見せられた………てかこれ隠し撮りじゃね?目線合ってねぇし…。
典仁…盗撮は立派な犯罪だぞ…。
あっちで、好きな人の持ち物一つ持ってるだけでどんなに幸せかを語ってる典仁を無視して愛ちゃんの写真を消去しとく。
友達を犯罪者にはしたくないからね。うん、僕は間違ってない。
そして、一応報告?を終わり僕は帰ることに。典仁も、親友として応援してるから頑張れよ!!と言ってくれた。
その日僕は典仁という親友を持ててよかったと思った。
でも次の日愛ちゃんの写真を消されたことに気づいた典仁にヘッドロックかまされたけど…。
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