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雲ひとつない青い空に、
不釣り合いな程の建物が広がる中、
私と貴方は、綺麗に整備されたアスファルトの上を歩く。
風が吹く度に揺れる 私の制服の襟と、
静かに地面を踏む 貴方の足。
私はたまに
この時がずっと止まれば良いのに と思う。
激しく燃える太陽や、夜空の小さな宝石よりも耀【かがや】く 貴方の優しさ。
冗談で言ったはずの言葉を
素直に受け止める貴方が 恋しくて、恋しくてなりません。
どんなに高価なものも、貴方に勝るものはありません。
ひとつだけ、
ただひとつだけ我儘【わがまま】を言うのなら、せめて 私の命が尽きるまで...
・・・貴方を愛させて下さい。
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