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想いを綴りあった
あのえんぴつさえ
折ってしまいたかった
それぐらい
あの時の私は
私じゃなかったんだ
でも…
折れなかったよ
それがどんなことか
知っていたから
あの人を忘れて
ひとりで歩いて行くのは
たぶん…
行ったこともない場所で
ひとりで生きていく
ことよりも
よっぽど心細いこと
だったんだろうな。
【恋愛のキズは新しい恋愛で癒す】
なんて世間では
簡単に言うけど、
そんなことができたら
誰もこんなに
苦しい思いしないよ
もう2度とあの人以上に
愛せるひとはいない…
呟くように
自分の胸に言い聞かせた
あの白い雪の夜
小さな雪だるまを
赤くなった手で作った私を
あなたは
馬鹿にしたように笑ったね
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