~裏切りの後~

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私はお金だけもらって中学入学の準備を全て一人でした そして中学の入学式が明日とせまった夜 私はお母さんに入学式のことを教えなきゃと思った 「お母様、明日は中学校の入学式です」 「だから?頭の悪い学校になんて出席できないわよ。お父様もそういっていたわよ」 両親は入学式に出てくれる気はなかった 確かに頭のいい学校ではないけど私は悲しかった 「勉強して次こそは頭のいい高校に入りなさい」 「はい…」 「そのためにも学校では先を読む勉強をしなさい」 「先を読む勉強?」 「頭の悪い学校は進むのが遅いから先を勉強しないと受験には間に合わないのよ」 「はい、分かりました」 「分かったならおやすみ」 「おやすみなさい…」 お母さんの勉強ばかりの言葉がいやだった でも、私は中学ではきっと楽しいことがあると思っていた 自分でわざと落ちてまで入る中学なのだから
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