発端

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その日は朝から何か歯車が狂っていた。 目覚ましの電池が切れていた。 寝坊をしてしまった。 急いで起きるて着替えをした。 制服のボタンがとれてしまった。 母親に付けて貰った。 いつもより10分以上家を出るのが遅くなってしまった。 駅まで急いで駈けた。 後ろからバイクが走り抜けて行った。 目の前で老人に接触し走りさっていった。 老人は倒れたまったままだった。 意識不明の老人を見捨てて行く事が出来ず、携帯で救急車を呼んだ。 病院まで救急車に同乗した。  病院を出ようとすると、所轄の警察官が来て、その時の状況をシッコク聞かれた。 こうして渉は遅刻をしたのである。
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