星下の縁

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(ヤバイな…。見つからない内に──) ──パキン! 足元に視界を落とすと、折れた枝が足の下にあった。 どうやら小枝を踏んでしまったらしい。 絞耶は足下に向けた視界をゆっくりと少女がいた方に持ち上げる。 だが、其処には少女の姿はなくなってしまっていた。 (い、居ない…?) 「誰をお捜しかしら?」 (!?) 真横の方から聞こえた声に驚きながら振り向くと、眼前を黒い何かで覆われたと思う頃には、オデコに強烈な激痛と強い衝撃に脳を揺るがされながら、絞耶は数メートル吹き飛ばされた。
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