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「──な、なにひやがる!?」
脳震とう及び痛みのせいで、言葉ははっきり喋れない。
「あら。生命力はゴキブリ以上ね」
「ゴキッ!?」
「ま、何でも良いか」
そう呟きながらバットを何処かにしまうと、代わりに果物ナイフを取り出した。
(こ、殺される!?)
逃げようと試みるが、足にキテいるようで立つ事が出来ない。
「無駄よ。私の天誅君・乙伍号をモロに食らったんだから。立つのは不可能よ」
(まぁ…、そりゃそうだろうな…)
そう思いながら少女を見上げる。
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