12人が本棚に入れています
本棚に追加
暖かさが ようやく目を覚まし
気持ちも 次第にほころび始め
艶やかな色彩の中で
ひときわ 寂しい季節が終わろうとしている
うつろな日々は あなたに逢える
その魔法で 解放されていくよ
街中で ふと瞬間 あなたが言った
捨て台詞が やけに気になり出して
夜も遅いのに 寝付けない 自分を知る
明日 逢う時に 覚えてるかを その事だけを
今年はどんな想いで
桜のジュータンを 通り抜けていくのだろう
失敗や成功は 付き物だけど
自分に似合った 想い出でありたい
春の宴を飾る 香りに誘われて
たどり着いた 桜並木の木陰で
清純な笑顔に包まれて
こちらに手を振る 彼女が愛しくて
1999. 3
最初のコメントを投稿しよう!