過去

4/25
前へ
/56ページ
次へ
「ふぁ…」 目が覚めるとお昼。 うわー今日はすごい寝てたなー… 新記録更新! 「休み時間も寝てたよね…すごい睡眠不足。」 夜子が呆れながら近付いてきた。 「うるさいなー。わたしは勤勉少女なんですよ~。家でかーなーり勉強してんだよ!」 「うそつくな。勤勉少女なら授業は寝ない。」 うぐっ…痛いところをついてきたな。 「さ、さてと。お昼だし行こっか!」 「また行くの?」 「もちろん!」 愛する弟のところに今日も行く。 というか、毎日毎日あいつは屋上で一人で食べているのだ。 友達は多いはずなんだけどね… でもわたしが行っても嫌ではないらしい。(勘だけどね 「まったく…ブラコンめ」 「何とでも言え。ブラコンで結構だよっ」 呆れながらも夜子はいつもついてきてくれる。 いい奴め。 さて、そろそろ愛しい弟のところに行くかな。
/56ページ

最初のコメントを投稿しよう!

59人が本棚に入れています
本棚に追加