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「姉ちゃん…」 不意に永久が立ち止まり、わたしを呼ぶ。 「なに?まっまさか告白!?お姉ちゃんまだ心の準備がっ…」 「…」 いつもと違ってツッコミがない まさか本当に…!? 「…姉ちゃん、    。」 その瞬間にザアッ と風が吹いて、 桜が目の前を塞いだ。 「永久!」 必死に手をとろうとしたけれど、わたしの手はただ空を切るだけだった。
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