隣りの君に嫉妬する

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そこには僕の部屋からひょっこり顔を出すカシスがいた。 「ううん、何でもないよ」 「そう…あ!ご飯出来てるから食べよう?」 そうゆうカシスは一瞬寂しそうな顔をしたように見えた 「カシスの作るご飯美味しいから早く食べたいなぁ」 カシスは料理が得意でカシスが人間の姿になってから毎日作ってくれるんだ(勿論学校へ持って行くお弁当もね) 「今日のご飯は何ー?」 「ん?空音の好物だよ」 僕の好物か… 長年一瞬に生活してきたから好きな物とか嫌いな物とか親より知ってるのかもしれない 「わぁオムライス!さすがずっと一緒にいただけあるね!しかもデミグラスソース!」 僕の好物であるオムライスをカシスが作ってくれるなんて! しかもすっごく美味しそう! 「ふふ、喜んでもらえて良かった」 ふんわりカシスが笑う 「俺ね、犬の時からいつでも空音に幸せでいて貰いたいって思ってたんだ」 箸を持って「いただきます」を言おうとしたら 「ねぇ空音は今幸せかな?」 カシスに今の僕には愚問な質問をされた
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