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「…ご馳走さまでした」
僕は男の人が作ってくれたお粥を全て食べた
「残さず食べてくれて嬉しいな」
「…美味しかったです」
何故かこの人の笑顔は照れる
すっごい綺麗で直視出来ないんだ
「ていうか、貴方は何しにうちに来たんですか?」
お粥作ってくれたし悪い人ではナイのは分った
しかしこの人とは初対面のはずだ(こんなにカッコイイんだもん逢ってたら忘れるはずない!)
「ん?ここは俺の家だよ…?」
男の発言に驚いた
自分の家だと思っていたココは男の家らしい
まぁマンションは部屋の構成が一緒だから…でも置いてある家具も位置も僕の部屋そのものだった
「正式には俺と、空音と、チョコの家」
「えっと…」
「まだ分らない?」
薄々感づいてはいたけど、まさか、そんな事…
「俺、カシスだよ…空音ご主人さま」
この男…カシスは僕の好きな笑顔でそう言った
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