紹介

4/4
前へ
/10ページ
次へ
「黒崎…、君だよね?」 やっと出た言葉…。 違う、こんな事聞きたいんじゃない。 でも何故か今はそれしか出てこなかった。 「あ、あぁ。」 一護は困ったように頷く。 「その者は何者だ?」 不意に一護に問いただすように発せられたその声は、一護の隣から。 そこには仁王立ちをした少女がいた。 「ルキア!えっ~と、同じクラスの白羽 優美……、だよな?」 戸惑いながらそう答えたが、名前に自信が無かったのか私に聞き返してきた。 「うん…、合ってるよ。」 多少のショックを覚えながら間違いない事を伝える。 それを聞いた当の本人は少しほっとした表情。 そして女の子(ルキアって呼ばれてたけど…。)は腕を組み考える素振りをしていた。 「よしっ!」 しばらくして女の子はそう呟くいた。 座り込んでいる私の前に来て目線を合わせるとよくわからない、スイッチのような物を取り出し、カチっとボタンを押す。 ボンッ!! 「えっ、なに?」 次の瞬間、目の前が真っ白になり私は意識を落とした。 まだ…、聞きたいこと…沢山、あったのに…。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

73人が本棚に入れています
本棚に追加