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「黒崎…、君だよね?」
やっと出た言葉…。
違う、こんな事聞きたいんじゃない。
でも何故か今はそれしか出てこなかった。
「あ、あぁ。」
一護は困ったように頷く。
「その者は何者だ?」
不意に一護に問いただすように発せられたその声は、一護の隣から。
そこには仁王立ちをした少女がいた。
「ルキア!えっ~と、同じクラスの白羽 優美……、だよな?」
戸惑いながらそう答えたが、名前に自信が無かったのか私に聞き返してきた。
「うん…、合ってるよ。」
多少のショックを覚えながら間違いない事を伝える。
それを聞いた当の本人は少しほっとした表情。
そして女の子(ルキアって呼ばれてたけど…。)は腕を組み考える素振りをしていた。
「よしっ!」
しばらくして女の子はそう呟くいた。
座り込んでいる私の前に来て目線を合わせるとよくわからない、スイッチのような物を取り出し、カチっとボタンを押す。
ボンッ!!
「えっ、なに?」
次の瞬間、目の前が真っ白になり私は意識を落とした。
まだ…、聞きたいこと…沢山、あったのに…。
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