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その声に気づき二つの影が止まりこちらの方へ向く。
そのうちの1人には見覚えがあった。
普段見る格好は今着ている様な黒い装束ではなく学生ならほとんどが身につけている制服姿。
そして印象的なオレンジ頭にキリッとした鋭い瞳。
「黒崎一護??」
つい口に出たその名前に目の前の男も目を見開き驚く。
「お前、俺達が見えんのか??」
最初、私はその言葉の意味が分からなかった。
『見えんのか??』
見えては…オカシイもの??
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