3人が本棚に入れています
本棚に追加
アップルパイの甘さが広がった口を紅茶で直す。
「で?どうして私を探しているの?私は捨てられたのよ?」
一息つきながら白雪が問う。
「それがな…どうやらお前をダシにして、国を引き継いでくれる王家の子息を釣ろうとしてるらしいんだ。」
「………。」
その言葉を聞き、唖然としてしまう。
「そんなの横暴だよ!白雪が可哀想だ!」
「小鳥…あいつらは人間じゃない。まともに話をしたところで理解出来るオツムを持ち合わせてないんだ。」
「………。」
一瞬部屋に静寂が訪れる。
「こんな話してても仕方無いわ。
それに…私には守ってくれる仲間がいるもん♪えへへ」
「白雪…うん!おいら白雪のこと全身全霊かけて守るよ!!
森のみんなも同じ気持ちさ!」
最初のコメントを投稿しよう!