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「疑問系?(笑」
忠『んは(笑 笑った!笑った!』
忠義は『よいしょ!』なんて言いながらジャングルジムを登ってくる。
「ねぇ!?」
忠『ん?』
「どうしてココに居るの分かったの?」
忠『……偶然…。』
忠義の表情が分からない。でも、声は切なげだった。
忠義はジャングルジムのてっぺんに到着すると、私の隣に座って、手を握った。
忠『…でも、必然。』
私は「ん。」と短い返事をした。忠義の優しさが伝わる。
忠『お前は誰を愛したってえぇ。でも、俺が好きなんは変わらんから。』
忠義は私の目を見て『好きや。』と言った。
「知ってる。」
忠『おん………。』
忠義の頬は淡い外灯の光りだけでも赤のが分かった。
「私には忠義が必要だよ。」
と呟いた。
忠『知っとる(笑』
「(笑 本気で側に居てほしいと思ったの。」
忠義は私を見つめたまま、話しを聞く。
「忠義、今日…疲れてるから、メールしても会えないだろうなって思ったの。」
忠義は再び泣き出す私の頭をポンポンしながら『おん。』と呟く。
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