近くに居るから…

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侯「今は、『横山侯隆』なんやから……///」 そぅ言って、侯君は鼻を手で擦りながら照れた。 「ありがとう。侯君。」 やっぱり、気付いてたんだね?? 君はいつだって、人の事、ちゃんと見てる。 例え、離れていたって、心はずっと側に居てくれたんだね?? ありがとう。 2人して着物に着替え終えると、侯君がこっちを見ない。 侯「おら!!行くで!!」 そう言って、私に手を差し出した君は、顔が真っ赤。 侯「何しとんねん!?はよう!!」 強引に握った手は、いつも以上に温かい。
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