金髪の君

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「んぐ…」 呻き声をあげるとゆっくりと目を開き前髪をうざったそうにかきあげる。 目が あった。 「アンタ、誰だよ。」 「喬木…夕季…」 「へぇ…ユキ、ね。俺は雪って書いてセツ。セツって呼んで。」 宜しく。 そうやって差し出された手。 ゆるゆると手を握るとぎゅっと強く握られた。 相手の顔を見上げるとにっこり笑ってた。 笑顔が素敵だな そう思った。 「あっべ…!!もうホームルーム始まってるじゃんか!」 行くぞ! そう言って手を握ったまま、教室に向った。
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