誕生。。。

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たくさんある世界の中のひとつに 一匹の竜のいる世界があった。。。   竜は どうして自分が誕生したのかわからなかった。   ある日 突然目覚めると『破壊』と言う衝動にかられ 暴れ尽くした。自分の心は 別の場所で 悲鳴をあげていた。 (やめろっ!やめろーっ!) 心の中に 虚しく響くだけだった。   全てを破壊し尽くすと 竜に自我が戻る。黒煙の立ち上る荒野に たった一匹。。。 「どうして。。。」 竜の真っ青な瞳から 一滴の涙がこぼれ落ちる。そして 抗うことのできない睡魔に襲われ 地中深くに消えて行った。
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