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その瞬間に 群衆達は 恐怖におののいた。男もだった。
「私は 破壊の化身だぁーっ!」
叫びのような声で 竜は暴れてみせた。竜は どうすればいいのか わからなかった。ただ 群衆達に真実を見せる事しかできなかった。
皆が逃げ出し 竜は一匹になった。
(これでいい。。。これで。)
竜は 再び目覚める時まで 眠った。初めて歴史上に竜の存在が出現した瞬間だった。
そして この時代も滅んだ。
竜は 自分の愚かさを悔やみ その真っ青な瞳から 一滴の涙を流し また 深い眠りへとついた。
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