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幾度となく 破壊を繰り返した。
ある時代。。。竜が目覚めると 一人の少年が 目の前にいた。いつもの目覚めと明らかに違った。
何故ならば。。。少年は 竜よりもはるかに大きかったのだ。
「こんな生き物 見た事ないや。」
そう言うと 小さく弱々しい竜を 両手で掬い上げた。
「綺麗な目。。。」
少年は ウットリと竜を見つめ
「君も一人ぼっち?」
と尋ねるが 竜は答えなかった。初めての事で 警戒していたのだ。
「僕は一人ぼっちだよ。」
答えを返す事のない竜に 少年は語り続けた。
「僕の家族になってよ。」
少年の瞳も 美しかった。無言のまま 竜も見つめていた。
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