33人が本棚に入れています
本棚に追加
間もなくして 世界に異変が起きた。空気や水は淀み 大地は腐り 日の光りが失われた。
英雄になった若者は 姿を隠し やがて英雄像は 破壊された。竜の元を人々は毎日訪れた。
嘆く者 祈る者。。。だが その声が届くことはなく 訪れる者はいなくなった。
竜は 最後まで知る事はなかった。自分の涙が 命の始まりだった事を。。。
神は なんと残酷なのだろう。もし 知っていれば こんな事には ならなかったかもしれない。
神とはそう言う者なのだろう。。。これが 与えられた試練。
気付くまで 耐えねばならなかったのだろうか。
気付いたところで 耐えれたのだろうか。
最初のコメントを投稿しよう!