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離れたくないと 願ってしまった。竜は 黙って美しい瞳を見つめた。
だけど 終わりはやってくる。。。少年は 追い詰められていた。竜を草むらへと 隠す。
町の人達に囲まれ 少年は抗う事なく 罰せられた。
竜は 何もできなかった。少年の美しい瞳が 来るな と言っていたからだ。
やがて 少年は動かなくなった。美しい瞳は 開かれたまま。。。もう光をともす事はない。
その口元は 微笑みをたたえていた。後悔は なかった。小さな家族を守れたのだから。。。
竜は 少年の傍へ 行きたかった。涙を流したかった。だけど 涙は流れる事はなく 抗えない睡魔に襲われる。。。
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