初恋の思い出

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 よく、 死ぬ気で頑張る! とか、 死ぬほど好き! とか、 生き返った~♪ とか、 そういった言葉を耳にする。 僕はそんな言葉が嫌いだ。 死ぬとか生きるとか、そんな簡単なモンじゃない。 とても綺麗で…、 とても強くて…。 とても儚くて…、 とても弱くて…。 言葉だけでは、そう簡単には表現出来ないものだと思う。  Aさんは、悲しい思い出として僕の心に残っている訳ではない。 楽しくて嬉しかった、淡い初恋の思い出として。 そして、生命の美しさや素晴らしさを教えてくれた、かけがえのない思い出として。 これからもずっと、僕の心に残っていくだろう。
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