初恋の思い出

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 僕がまだ小学2年生になりたての頃。 同じクラスの女の子、Aさんが学校を休んだ。  その当時は、誰か学校を休むと、その日に学校で配られた宿題や保護者宛のプリント、他にも給食のパンを、出席している誰かが、帰りの際に休んだ子の家に届けなければならなかった。  Aさんの家は、学校からの帰り道にあった。 Aさん宅の近所に住んでいるクラスメイトはいたのだが、下校時に堂々と寄り道が出来るからという理由で、僕は自ら立候補して届け役を買った。
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