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当時の学校では、女子のスカートめくりが流行っていて、頭の悪い僕は、具合が悪くて学校を休んでいるAさんに対しても、スカートめくり等、いらぬチョッカイを掛けた。
Aさんは、怒ってふくれたり、はにかんで笑ったり。しぐさや笑顔がとても可愛かった。
日に日にAさんは顔色が悪くなっていった。
そして病気のせいなのだろうか、髪の毛がなくなっていった。
それでも僕は毎日、Aさんの笑顔が見たくて、届け物をしに行っては余計なチョッカイを掛け続けた。
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