小春日和

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社会人となった僕らにはそれぞれの生活が待ちかまえていて、 運よく同じ県にいるものの、 なかなか休日がかみ合わなくて、 電話よりもメールの方が多い連絡方法。 そんな毎日の中の今日、数ヵ月ぶりに休日が同じで、一緒に遊ぼうという話になって、お招きされた僕。 君の家までちょっと遠いけど、久しぶりのこの道を愛車を走らせて向かう。 話したい事がいっぱいあって、何から話そうか考えながらも、 何して遊ぼうかといろんなアイデアをめぐらせたり、 ついでにお昼は何食べようと心配してみたりするけれど、 お気に入りの歌がスピーカーから流れてくるから、思わず口ずさまずにはいられなくなったりして、 とにかく落ち着かない僕はまだ君の家に向かう途中。 穏やかな晴天が広がる空の下、 目をあけて見る夢は何気ない毎日の小さな幸せ。
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